章建ては二つ。迷路と出口。
別荘で目覚めてからの話と別荘出てからのエピソード。
この本を読もうと思ったきっかけはポプラ社のHPで見つけたから。
そこで新刊案内にあったのがこれだったわけ。実際読んでみるとスパイラルというだけあって、ぐるぐる迷路で迷ってる印象。
出口の章まで桐野の言葉が信用していいのか迷うのだ。しかも彼が淡々としているので余計に迷っていくのだ。
別荘にきたいきさつに記憶がない(酔ってて覚えてない)ので自分からここに来たいと言ったという彼の言葉が信じられなかったのだ。
「どうして、私はここにいるの?」
「なぜ私の携帯がないの?どこかに落としたの?」
「彼の携帯の充電切れは計算?」
「なぜ別荘から出られないの?道が嵐で通行止めになったって本当かしら?」
など、台詞ではないけど、こういったことを疑いながら彼と接する4日間(かな?)
かなり追い詰められてます・・・
今まで読んだ本とは少し違ったかな。
男女の関係もかなりリアルにハッキリ書かれていたので驚いた。
家で読むには構わないが、朝の通勤電車の中だったから動揺してしまった(笑)
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